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買取フランチャイズについて調べていると、「スーパーバイザー」や「ロイヤリティ」など普段あまり聞かない単語を見かけませんか。
なかには「古物商許可」などの開業に必須の資格もあり、買取店を始めるなら知らなければいけない用語もあります。
買取フランチャイズでの開業を考えるなら、ぜひ覚えておきたい用語やキーワードを集めました。
買取フランチャイズを始める前に、用語集に目を通して参考にしてください。
- 1 買取フランチャイズ用語集
- 1.1 フランチャイザー
- 1.2 フランチャイジー
- 1.3 ロイヤリティ
- 1.4 開業資金
- 1.5 運営資金
- 1.6 加盟金
- 1.7 解約金
- 1.8 保証金
- 1.9 違約金
- 1.10 古物商許可
- 1.11 古物営業法
- 1.12 スーパーバイザー
- 1.13 真贋
- 1.14 買取査定
- 1.15 鑑別書
- 1.16 鑑定書
- 1.17 クラリティ
- 1.18 カボション
- 1.19 モアッサナイト
- 1.20 色石
- 1.21 インゴッド
- 1.22 デュアルタイム
- 1.23 卸先
- 1.24 居抜き物件
- 1.25 売上歩合方式
- 1.26 月額固定方式
- 1.27 キャッシュフロー
- 1.28 競業避止義務
- 1.29 契約期間
- 1.30 買取額保証制度
- 1.31 初期投資回収期間
- 1.32 損益分岐点
- 1.33 ノウハウ
- 1.34 パブリシティ
- 1.35 顧客満足度
- 1.36 POSシステム
- 1.37 マニュアル
- 1.38 店舗買取
- 1.39 出張買取
- 1.40 宅配買取
- 1.41 オンライン査定
- 1.42 集客サポート
- 1.43 リユース
- 1.44 買取相場
- 1.45 行商
- 1.46 鑑定士
- 1.47 仕入れ
- 1.48 商標
- 1.49 直営店
- 1.50 多店舗展開
買取フランチャイズ用語集
買取業界には、多くの専門用語があります。
買取フランチャイズで開業するなら、専門用語の意味を把握しておきましょう。
フランチャイザー
フランチャイズ加盟店を募集している本部のこと。
加盟店に対して、出店エリアの調査・分析や経営ノウハウや教育サポートなど、開業や店舗運営の支援を行う。
本部は、加盟店から加盟金やロイヤリティなどを徴収している。
対価に本部のブランドの商標の使用許可や独自の経営ノウハウ、POSシステムなどを提供し、さまざまなサポートを行っている。
フランチャイジー
フランチャイズ本部と加盟契約を締結した加盟店(加盟者)のこと。
加盟店は本部から経営のノウハウやサポートを得ながら、開業や店舗運営を行う。
加盟金やロイヤリティを支払い、対価に本部独自のシステムや商標の使用権利を得られる。
本部のさまざまなサポートがあるため、短期間で開業可能。
ロイヤリティ
フランチャイズに加盟して開業する場合、加盟店が本部に支払う費用のこと。
本部によって金額は異なる。
ロイヤリティは加盟金とは違って、開業後に毎月支払う。
支払う対価として、商標の使用許可や本部のノウハウ提供などの支援を受けられる。
開業資金
開業するときに必要な資金のこと。
【一般的に含まれる開業資金の種類】
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本部や出店場所により、種類や金額は異なる。
費用が多額であるため、銀行や日本政策金融公庫から融資を受ける場合がある。
運営資金
開業後に運営を続けるために、毎月かかる費用のこと。
店舗の賃料や光熱費、人件費、ロイヤリティなどの費用が含まれる。
加盟金
フランチャイズの加盟を希望する人が、契約するときに支払う費用のこと。
本部により金額が異なるため、契約書の内容をしっかり確認する必要がある。
解約金
フランチャイズ契約期間内に、契約を解約する場合に支払う金額のこと。
一般的に、契約書などに解約金についての内容が記載されている。
保証金
買取フランチャイズ開業の初期費用に含まれる項目。
本部に一時金として預けて、原則として解約時に返還される。
加盟している人が、契約違反やロイヤリティなどが支払えないときに当てられる。
保証金が0円の本部でも、他の項目が高く設定されている場合があるので、初期費用に掛かる金額をトータルで比較する必要がある。
違約金
本部と加盟者間に締結した契約で、決定していた契約期間より早く契約解除する場合に支払うお金のこと。
通常、契約書には違約金についての記載があるため、しっかり確認しておくとよい。
古物商許可
買取店の開業には、「古物商」の資格取得が必ず必要。
許可証がないと、古物営業法により罰則があるので注意すべき資格である。
許可は出店場所を管轄する警察で申請し、申請から許可取得までは約40日かかる。
取得する際の費用は、19,000円である。
古物営業法
中古品やリサイクル品、新古品などの「古物」の取引に関する法律のこと。
盗品の取引を防止すること、また万が一盗品だった際は素早く発見できるようにすることが目的で制定された。
買取店やリサイクルショップを開業するには、重要な関わりがあるので知っておくべき法律である。
違反した場合は罰則が定められているため、内容を把握しておく必要がある。
スーパーバイザー
開業する際、オーナーに対して経営に関わるアドバイスや指導を行う、専門のスタッフのこと。
買取フランチャイズでは、担当のスーパーバイザーによる実践的な研修の実施や、開業後の運営に関する相談に乗るなどの経営サポートを行う。
SVと略す場合もある。
真贋
本物と偽物のこと。
買取業界では、商品の査定時に本物か偽物かを見分ける「真贋方法」の技術が重要である。
開業前の研修で、本部が真贋方法の教育サポートを行う場合が多い。
買取査定
買取業者が商品を持ち込んだ売主に、いくらで買い取るか査定し値段を提示すること。
ブランド商品は、商品の状態や需要の高さなどにより値段が変わる。
また、金・銀などの貴金属は、相場や為替レートにより日々変動するものもある。
鑑別書
宝石を科学的に調査し、宝石が人工か天然か、本物か偽物かの鑑別を行った結果や、重さや屈折率などの検査結果を記載した書類のこと。
似た名前の「鑑定書」はダイヤモンドだけに関する書類だが、「鑑別書」は全ての宝石に対して発行ができる。
鑑定書
ダイヤモンドの品質の評価を定めた4C(カット、カラー、カラット、クラリティ)について記載された書類のこと。
別名「ダイヤモンド・グレーティング・レポート」と呼ばれている。
カットされたルース(裸石)の状態で、0.3カラット以上のダイヤモンドのみ発行される。
クラリティ
ダイヤモンドの品質を評価する基準である4Cの1つで、透明度(clarity)のこと。
ダイヤモンド内部や外部の傷や欠け、大きさや性質などの要素の度合いを評価したもの。
カボション
古いフランス語の「頭(caboche)」が語源で、丸く盛り上がるように研磨された宝石のこと。
底が平、少し丸みを帯びた形である。
腕時計でリュウズの装飾に使われたり、透明度の少ないトルコ石やヒスイなどの宝石に用いられることが多い。
モアッサナイト
ダイヤモンドによく似た鉱物のこと。
天然のものは希少性がとても高いため、モアッサナイトは人工的に合成されたものが多く流通している。
ダイヤモンドと比べると値段が手頃でコスパが良く、需要が高まっている。
無色透明以外に、ブルーやイエローなどの色のバリエーションが豊富。
色石
エメラルドやルビーなど、鮮やかな色がついた宝石の総称で、カラーストーンとも呼ばれている。
ダイヤモンドは無色透明のため含まれない。
種類が100以上あり、産地の違いや特性がある。
ダイヤモンドと違い、「4C」のような統一された基準がないため、査定するのは難しい商品である。
インゴッド
精錬された金属を鋳型に流しこんで固めたもの。
金・銀・プラチナにもインゴッドがある。
価値は世界共通であるため、安定した資産として保有されている。
デュアルタイム
1つの腕時計の中に、2つの時差のある異なる地域の時刻を調べられる機能を持つもの。
基本時計と小時計からなり、2つの時刻を同時に把握できる。
卸先
買取フランチャイズでは、買取した商品の卸先は本部や特定の業者になる場合が多い。
あらかじめ卸先を決めている本部であれば、オーナーは販売先を考える必要がなく、買取作業のみに集中できる。
また、現金化がスムーズに行えるメリットがある。
居抜き物件
前のテナントに備えつけられていた設備や、家具を残したままの物件のこと。
設備や家具を再利用できるため、初期費用が抑えられる。
また、設備の設置工事にかかる工程が省けるので、開業までの期間を短縮できる。
売上歩合方式
加盟店の売上金額に対して、決まった割合をかけた金額を本部に支払う方式のこと。
ロイヤリティの計算方法の1つで、同じ売上歩合方式でも本部によりかける割合は異なる。
月額固定方式
売上金額に関係なく、毎月固定された金額をロイヤリティとして本部に支払う方式。
金額が決まっているため、資金の計画が立てやすく、売上が多いほど手元に残る金額は多くなる。
本部によってロイヤリティの金額は異なる。
キャッシュフロー
事業における現金(キャッシュ)の流れ、また収入から支出を引いた収支のこと。
キャッシュフローを把握することは、会社の経営状況を知るのに役立つ。
競業避止義務
加盟店が、本部の事業と競合する事業を行うことが禁止される義務のこと。
FC契約期間中だけでなく、契約期間終了後も一定期間競業避止義務が発生する。
本部のマニュアルやノウハウが流出して、本部のブランド以外で利用されることを防ぐ目的がある。
禁止される期間や出店場所の範囲など、本部によって内容が異なる。
契約期間
フランチャイズ契約の締結から終了までの期間のこと。
数年単位で期限が設定されていることが多く、期間満了後に更新するかを都度決定する場合が多い。
買取額保証制度
買取した商品が偽物であっても、本部が買取額を保証してくれる制度のこと。
買取業が未経験で査定に不安があっても、買取額保証制度があれば安心して査定ができる心強いサポートである。
本部に査定を依頼した場合に、買取保証制度がある場合が多い。
初期投資回収期間
開業初期にかかった費用を事業の収益で回収できるまでにかかる期間のこと。
初期費用は、店舗取得にかかる費用や内外装工事費、備品の購入費、加盟金などのさまさまな項目がある。
出店場所や本部により、内容や金額が異なる。
損益分岐点
売上と費用の金額がゼロになり儲かりも損もしない売上高のこと。
売上が損益分岐点を上回ると黒字、下回ると赤字になる。
損益分岐点を知ることで、店舗の具体的な売上目標値や固定費・変動費の削減などの対処がしやすくなる。
ノウハウ
専門的な技術や蓄積された知識、手順のこと。
フランチャイズでは、本部からFC加盟している人に役立つ情報として提供されている。
パブリシティ
広報活動の一種。
テレビや新聞などを通して、自社の商品やサービスに関わる情報を発表したり、取材を受けたり働きかけること。
メディアを介するので、報道されると消費者側に信頼しやすい情報として印象づけられるため、効果的な宣伝になる。
顧客満足度
会社の商品やサービスに対し、顧客が満足した度合いのこと。
顧客満足度は商品・サービスの内容に対して、顧客が事前に予想した期待値より満足すれば上がり、不満があれば下がる。
高い顧客満足度であれば、顧客がリピーターになったり良い口コミが拡散されたりする可能性がある。
顧客満足度を意識して経営することは、集客や売上につながるためとても重要である。
POSシステム
売上や在庫の管理ができるシステム、仕組みのこと。
買取に特化したPOSシステムには、在庫管理や相場の検索、商品の状態に合わせた買取価格を決められるなどの機能が備わっている。
POSを導入することで、業務作業の効率が上がる、買取査定がスムーズに行えるなどのメリットがある。
マニュアル
本部の理念や経営方針をはじめ、開業までの段取りや開業後の経営方法、広告宣伝の手法、事業の手順などをとりまとめたもの。
マニュアルを参考にすることで、フランチャイズ加盟店が開業や運営をしやすくなる。
また、全ての店舗で統一したサービスを提供しやすくなる利点がある。
店舗買取
顧客が店舗に商品を持ち込み、買取査定を行う買取方法のこと。
店舗買取のメリットは、商品査定後にすぐ現金化できることである。
また、店舗スタッフと対面できるため、査定内容の詳細や査定価格の交渉がしやすい。
出張買取
自宅でおこなわれる買取方法のこと。
査定依頼主の自宅に査定士が訪問し、買取がおこなわれる。
出張買取の店舗まで向かわずに買取でき、対面のため査定金額に納得すればすぐに現金化ができるメリットがある。
宅配買取
宅配を利用して商品を買取業者に送ることにより、買取を行う方法のこと。
荷物が重い、店舗が遠いなどにより査定に行けない人でも、商品の査定ができる便利な買取方法である。
電話やインターネットから申し込みができる。
オンライン査定
PCやスマホを使って、手軽に買取査定ができるサービスのこと。
買取を希望する商品を撮影し、写真を数枚買取業者に送ることで簡単に大まかな査定額を知れる。
自分の都合の良い時に申し込め、店舗を訪問する必要がない。
集客サポート
商品やサービスの良さを発信し、顧客獲得のサポートをすること。
本部は加盟店のオーナーに、公式HPで店舗の紹介ページを作成したり、webやチラシなど広告で宣伝を行ったりする。
リユース
「再使用」を意味する言葉で、使用した製品をごみにせずに何度も繰り返し使用すること。
リサイクルと違い、手を加えず元の形の状態のまま再利用する。
買取店におけるリユースとは、不要になった商品を買取り、必要とする人の元へ販売して商品の再利用を促進している。
買取相場
物を売買する際、いくらで売れるか一般的な買い値のこと。
ブランド商品や貴金属は人気があり需要が高いため、中古品でも買取相場は高くなりやすい。
行商
古物商が自分の店舗以外の場所で、商品の売買取引をすること。
行商をする申請をしていなければ、自分の店舗以外で古物の売買はできない。
家を訪問して古物を取引する場合は、行商をする申請が必要。
鑑定士
ブランド商品や貴金属を鑑定して、商品の価値を見極める人のこと。
資格や検定を受けなくてもなれるが、商品に関する幅広い知識やトレンド、商品の価値を把握し、真贋スキルを持つ必要がある。
リユースバイヤー検定・アプレイザー検定など持っていると役立つ資格がある。
仕入れ
買取業界の仕入れとは、顧客の査定後に商品の買い取りをすること。
本部や業者への売り値と仕入れ値の差額が利益になる。
査定後に買い取れないと、利益につながらない。
商標
会社が自社の商品やサービスを提供する際、他社と区別するために使うマークやロゴのこと。
フランチャイズ加盟店は、本部の商標を使用できる権利が得られる。
直営店
本部が出資して、直接運営や開発をする店舗のこと。
運営にかかる費用を支払う必要はあるが、本部直営店の収益は全て本部のものになる。
多店舗展開
ビジネスで複数の店舗を展開すること。
多店舗展開に成功すれば、1店舗の経営よりも売上アップが見込める。
FC加盟しているオーナーの中には、1店舗目の運営を成功させて多店舗展開を始める人もいる。