フランチャイズは初心者の方でも参入しやすく、個人経営よりも開業がしやすいと評判で、今とても注目されているビジネスの形態です。
今回は、フランチャイズについて、フランチャイズ本部に支払う費用、オーナーの年収、さらに口コミから「リサイクルマート」に焦点を当てて失敗例・成功例を基に成功につながる方法を考察してみました。
最後に、他にもあるフランチャイズをするならおすすめの買取事業者をご紹介します。
「フランチャイズ加盟は儲からない?」「フランチャイズ契約が気になるけどオーナーの年収はどれくらい?」「開業費用はいくら必要?」とお悩みの方の参考になれば幸いです。
また、フランチャイズ運営で失敗しないためには本部選びが重要です。
下記記事ではおすすめの買取フランチャイズ本部と選び方について詳細に解説しています。
リサイクルマートの概要
引用:リサイクルマート公式HP
リサイクルマートは、日本国内で展開されている買取を扱うフランチャイズチェーンです。
リサイクルマートは、中古品の買取・販売を主な事業としており、家具や家電製品、ブランド品、ゲーム機など様々な商品を取り扱っています。
そして、設立は1982年と長い歴史があり、全国に225店舗展開している会社です。
その特徴的なポイントは、「お客様目線で考える」ことを大切にしていて高額査定と迅速な買取サービスであり、消費者の需要に応えることを重視しています。
リサイクルマートのフランチャイズ展開
リサイクルマートは、直営店だけでなく、地域ごとにフランチャイズ契約を結び、独立した店舗を展開しています。
フランチャイズ契約では、リサイクルマートのブランドや経営ノウハウを提供する代わりに、フランチャイズ料やロイヤリティ料を支払います。
買取ビジネスの展開により、リサイクル事業を進めて店舗展開を実現し、エコや地域経済に貢献しているんです。
フランチャイズについて
そもそもフランチャイズとは?
フランチャイズは、フランチャイズ本部と加盟を希望するオーナーとの間で契約を締結して協力してお店を経営する形態のことです。
フランチャイズ本部はオーナーに対して、自社の商標や経営ノウハウ・マニュアルなどを提供し、経営をサポートします。
それに対して、オーナーはフランチャイズ本部からの様々なサポートを受けながら、商品の買取や販売、店舗運営ができます。
このビジネスモデルにより、フランチャイズ本部は全国的に展開できるようになり、多くの消費者に利便性の高い買取サービスが提供できるようになるんです。
ただし、企業ごとに内容は違いますが、フランチャイズ本部からの多くのサポートが得られるかわりにオーナーは毎月のロイヤリティの支払いや、自由度が低くなるなどの制限があるので、契約内容の確認が必要です。
フランチャイズのオーナーの年収は?
「儲からない?」という疑問もよく寄せられますが、個人で経営するよりもフランチャイズは集客しやすいので、失敗するリスクは下げやすくなります。
フランチャイズ加盟店のオーナーの年収の相場は、業界や地域によって異なりますが、一般的には買取店のオーナーの平均年収は700万円〜1,000万円と言われています。
買取ビジネスの場合、店舗のスペースはさほど広くなくても開業でき、人件費や家賃などの運営コストを下げやすく、成功して年収1000万円以上というオーナーも多くいます。
フランチャイズ成功のためのポイント
オーナーのスキルと経験の重要性
リサイクルマートのフランチャイズ事業を成功させるためには、オーナーのスキルと経験が不可欠です。
買取ビジネスでフランチャイズ加盟店のオーナーは業界未経験である方は多くいます。
ただ、開業当初は初心者であっても、長く経営を続けるなら財務管理やマーケティング、接客技術などのスキルを持つ必要があり、研修やコンサルティングを受けることで、経営スキルを向上させることが重要です。
また、同業他社の成功事例や失敗事例を学ぶことで、自身のスキルや経験の質をより高められます。
市場調査とニーズの把握
リサイクルマートのフランチャイズ事業はそれぞれの地域に密着したビジネスを展開しています。
したがって、オーナーは自身のお店を出している地域の市場調査と顧客のニーズ把握が重要です。
出店する前だけでなく、開業後に競合他社が周辺に存在することもあります。
定期的な市場調査や顧客フィードバックの収集を行い、常に変化する市場に適応できる柔軟性を持つことが成功の鍵となります。
リサイクルマートのフランチャイズのメリット
リサイクルマートのフランチャイズには、以下のようなメリットがあります。
ブランド力と信頼性
リサイクルマートは1982年に設立され、約40年もの長年にわたって買取ビジネスに携わってきた実績と知名度を持つブランドです。
買取業界の中でも歴史が長く、より多くの顧客とやり取りをしてきたために知名度が高いので、リサイクルマートフランチャイズオーナーは、そのブランド力を活かして集客効果を高められます。
経営ノウハウやマニュアルの提供
リサイクルマートは、フランチャイズオーナーに対して充実した研修やマニュアルを提供します。
特に教育サポートは手厚く、開業前には適正テスト・本部現場研修・マネジメントスタートアップ研修などの8段階ものカリキュラムが用意されています。
また、開業後も全国で勉強会やオーナーセミナー会などが開催されており、オーナー自身が経営を学べる機会が多く準備されているんです。
創業以来一度も赤字決算が無い経営をしてきた会社ですので、過去の経験を生かしてきたそのサポート内容はオーナーにとってとても役立つものであり、経営スキルや買取・販売のノウハウを効果的に学べます。
大手の商業施設に出店できる
リサイクルマートは、フランチャイズオーナーに対して店舗候補の物件紹介のサポートを行っていて、店舗開発スタッフが実際に確認して調査した物件を紹介してくれます。
商業施設に出店すると、リサイクルマートのブランド力に加えて商業施設を利用するお客さんに自身のお店に来てもらいやすくなることが大きなメリットです。
これにより、フランチャイズオーナーはより多くの集客を望めます。
リサイクルマートのフランチャイズのデメリット
リサイクルマートのフランチャイズには、以下のようなデメリットも考慮する必要があります。
販売競争の激化
買取ビジネスは注目されている業界であり、競合他社が増え続けているため、他社のフランチャイズのオーナーや中古品販売業者と競合することがあります。
特に市場の飽和や競争の激化が見込まれる地域では、差別化や独自の販売戦略が求められます。
フランチャイズ加盟料やロイヤリティ料の負担
リサイクルマートだけではありませんが、一般的なフランチャイズ契約は個人経営と違って一定のフランチャイズ加盟金やロイヤリティ料が発生します。
これらの料金は、収益に影響を与える要素となるので、適切な財務計画を立てて、無理なく支払えるかを計画する必要があります。
加盟金やロイヤリティの詳細はHPには記載されていないため、詳しく知りたい方はリサイクルマートに直接問い合わせてみてくださいね。
フランチャイズ失敗事例から学ぶリサイクルマート
フランチャイズ失敗の主な要因は多岐にわたります。
リサイクルマートのフランチャイズに満足したユーザーの声が多く寄せられていますが、悪い口コミもあります。
ここでは、リサイクルマートの口コミを基に考えられる失敗例と課題に対する戦略を考察してみました。
いつも利用させていただいてますが今回は引っ越しに伴い冷蔵庫、洗濯機食器棚や椅子、扇風機など色々引き取っていただきました。急な電話なのにも関わらず当日に対応していただきとても感謝しています。また購入する際もいつもピカピカに掃除されていてきれいな商品ばかりです。これからも利用させていただきたいお店です。
引用:グーグルマップ
経営スキルと知識不足の可能性
リサイクルマートの良い口コミでは、「接客が良い」「商品に満足している」などの声が寄せられています。
悪い口コミでは「相見積もりで査定額が安い」「販売価格が他より高い」など同業他社と比較して相場について不満の声が見られました。
このような失敗を避けるためには、オーナーの経営スキルと知識を磨くことが大切です。
経営に関するトレーニングや研修などを受け身で受けるだけでなく、オーナー自らが主体的にスキルアップをしようとする意欲がとても重要だと言えます。
さらに品揃えもその店を利用する魅力につながるため、店頭に並ぶ品揃えが豊富であればあるほど、お客さんが利用しやすくなります。
フランチャイズ契約内容の確認不足
フランチャイズ契約は、フランチャイズオーナーとフランチャイザーの双方にとって公平かつ明確な条件を含むべきです。
そこで、契約内容について確認することが重要となります。
しかし、開業にかかる費用やサポート内容などのフランチャイズオーナーの権利や義務をオーナー自身がしっかり理解することが必要です。
リサイクルマートは歴史が長く、加盟店も全国に展開していて、安定した経営を行ってきた企業です。
契約の内容を適切に把握していれば、フランチャイズオーナーは安心して事業を展開し、順調な運営を行えます。
競合他社との差別化不足による失敗
オープン前に競合他社がいなくても、オープン後に競合他社が近くに出店することがあります。
フランチャイズの成功において競合他社との差別化は重要な要素です。
リサイクルマートのフランチャイズでも、競合他社は多くあります。
そのため、接客技術やサービスの質の向上、特定の商品カテゴリーへの特化、独自の販売イベントやキャンペーンの実施などの差別化が考えられます。
課題のまとめ
おすすめ買取フランチャイズ4選を費用で比較!
買取フランチャイズ事業者はさまざまありますが、それぞれ費用にどういった違いがあるのでしょうか。
今回は代表的な買取フランチャイズ業者である、リサイクルマート・買取大吉・WAKABA・大黒屋の4つの事業者を比較します。
費用の項目ごとにそれぞれの事業者でかかる金額が変わってくるので、表で比較してみていきましょう。
「リサイクルマート」の基本情報
引用:リサイクルマート公式HP
今回取り上げた「リサイクルマート」の統括本社はどういった会社で、本部はどこに設置されているのでしょうか。
詳しく表にまとめました!
会社名 | FTC株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 〒503-0023 岐阜県大垣市笠木町260-1 |
電話番号 | 0120-122-292 |
FAX | _ |
公式HP | 公式サイト |
よくある質問
加盟に必要な資金はどのくらいですか?
加盟には一定の資金が必要です。
具体的な金額は公式HPには記載がありませんので、詳しく知りたい方はフランチャイズ本部にお問い合わせください。
店頭買取は1点からでもいけますか?
店頭買取は商品が1点でも買取可能です。
査定額に納得できなければ買取をキャンセルできます。
買取方法はどのような方法がありますか?
リサイクルマートには利用者のニーズに合わせた買取方法がいくつかありますが、大きくわけると、出張買取・店頭買取・宅配買取があります。
状況に合わせて選べますので大変便利です。
買取してもらうのに手数料はかかりますか?
買取手数料は発生しません。
買取査定額を上げたい方は、店頭に持ち込み査定する方がより高価買取されやすくなります。
買取以外にどんなサービスがありますか?
不用品の処分やゴミの片付け、骨董品の取り扱いなど遺品の整理や財産の管理などのサポートをしてくれるサービスがあります。
買取スタッフが現地に訪問し、まずは見積もりをとることから始まります。
その他にも携帯電話やスマートフォンの修理もできますので、買取以外の集客も望めますね。
フランチャイズをするなら買取大吉もおすすめ!
引用:買取大吉HP
買取大吉にはフランチャイズ加盟店のオーナーに対して、他社とは違うサポートがあります。
その中からおすすめポイントとリサイクルマートとの比較をご紹介します。
おすすめポイント
1.事業成功率97.3%で赤字撤退ゼロ
徹底したサポートがあり、買取大吉のフランチャイズの事業成功率は※97.3%。
※2022年10月~2023年9月のデータです。
さらに赤字撤退ゼロという驚くべき実績があるんです。
フランチャイズ経営を考えている方にとって魅力的な数字ですよね。
2.査定が不安ならLINE査定を利用できる
加盟店のオーナーが査定に悩んだ場合、本部に相談して鑑定士によるオンラインの査定を利用できます。
プロの鑑定士が真贋・査定してくれ、依頼した分は売却額の保証がありますので、万が一買い取った商品が偽物の場合でも本部が買取するため、不良在庫を抱えて赤字になることがありません。
3.本部の高い立地選定能力
出店する際、将来を見据えたエリア選定を行っていて、フランチャイズ本部が独自の厳しい基準を基にした優良な物件を紹介してくれます。
現在だけでなく、その先の将来まで見据えた立地選定能力の高さには定評があります。
リサイクルマートとの比較
今回はリサイクルマートと買取大吉を比べていくつか相違点をあげてみます。
1.オープン時は本部負担で広告を出稿できる
お店を開業する際、なんと本部の負担で折り込み広告やWEB広告を行ってくれるんです。
買取大吉は買取業界内でも知名度の高い会社ですので、無料で宣伝ができて開業初期に集客アップを狙えます。
また、開業後も直営店で成功した広告デザインを共有できるため、経営や集客の状況に合わせた広告宣伝が行えます。
2.担当SV(スーパーバイザー)が常駐
開業後1か月に最低5日間はSVがお店を訪問してくれるサポートがあります。
他にも、お店でSVによる7日間の現場研修があり、接客技術・商品知識・知識の習得方法・経営のノウハウなどの丁寧な指導が受けられます。
3.オーナーサポート部
買取大吉のフランチャイズには、電話一本で相談できる「オーナーサポート部」というシステムがあります。
困った時は接客・経営・集客などのどんなことでも相談できる環境があるので心強いですね。
フランチャイズに挑戦しよう
リサイクルマートのフランチャイズ事業の成功には、オーナー自身の意欲と責任感、チームビルディング、マーケティング戦略、品質管理、地域コミュニティとの関係構築が不可欠です。
フランチャイズオーナーとの継続的なコミュニケーションやブランド価値の向上、教育とトレーニング、技術とデジタル化の活用も重要で、挑戦と成長の姿勢が成功を導きます。
今回は、リサイクルマートのフランチャイズ事業について「儲からない?」「年収は?」「サポートは?」などの疑問を分析し、考えられる失敗例を基に成功への道を考察しました。
最後にその他の買取ビジネスのフランチャイズ「買取大吉」もあわせて紹介しました。
この記事が買取ビジネスのフランチャイズ選びの参考になれば幸いです。