「良い買取フランチャイズ本部の特徴って何?」
「失敗しない加盟先の選び方は?」
「おすすめの事業者を教えて!」
今回は、買取フランチャイズの加盟先の選び方や注意点を解説していきます。
記事の後半では、特におすすめできるフランチャイズ本部を紹介します。
- 買取フランチャイズの選び方・注意点
- おすすめのフランチャイズ本部
特に確認してほしい3つのポイント
近年は不況の影響で、資産の現金化の動きが強まり、買取業の市場規模は拡大を続けています。
さまざまな買取フランチャイズが乱立する中で、加盟先を選択する際に考慮すべきポイントとは何なのでしょうか?
研修内容
開業前、フランチャイズ本部が加盟店のオーナーや従業員に行う研修は、以下のように大別されます。
座学として、品物の査定・接客技術・店舗経営など基礎的な知識を学びます。
2.現地研修(OJT研修)
実店舗で本部スタッフの指導を受けながら、実際の業務を行う研修です。
3.雇用研修
店舗の新設などで従業員を増やす際に、本部が新たに雇う人材に対して行う教育サポートです。
4.オンライン研修
本部で研修が受けられない事情がある人に向け、動画の視聴などオンラインを利用した研修方法です。
買取業は専門性の高い業種なので、未経験者が研修後すぐにオーナーとして独立するのは不安が大きいです。
開業後に自信を持って経営するために、実地訓練である「現地研修」が十分なフランチャイズに加盟するべきです。
商品の販売ルート
買取フランチャイズでは、買い取った品物の販路は以下のように大別されます。
本部の査定支援を受けた場合は、買取額を保証してくれるフランチャイズもあります。
2.本部の提携業者に卸す
本部の厳しい審査を通過した業者なので、信頼性が高いです。
3.自分で開拓した販路
本部や提携業者よりも高い利益が得られる可能性がある反面、自己責任で対応しなければなりません。
買取フランチャイズの中には、本部や提携業者にしか品物を売却できない契約もあります。
本部や提携業者への売却は換金が早く、安全性が高い一方、手数料などが発生し利益率が下がる可能性があります。
店舗の利益率を上げるためには、販路の開拓に自由度があり、比較検討できるフランチャイズに加盟するべきです。
費用
フランチャイズ加盟店には、開業時の初期費用と月々の維持費が発生し、内訳は以下のようになります。
初期費用
フランチャイズに加盟するために本部へ支払う費用です。
2.保証金
加盟店側が違約金や損害金を支払えなかった場合に備え、本部に預ける一時金です。
3.店舗関連費
物件取得費や内外装費、設備導入費など店舗関連の費用の総称です。
4.研修費
業務に必要なスキルを学ぶために本部へ支払う費用です。
維持費
本部のネームバリューやサポートに対して支払う毎月の費用です。
2.家賃
実店舗を持つ際に発生する月々の家賃です。
3.人件費
従業員を雇う際に発生する支出です。
4.水道光熱・通信費
電気や水道の利用、オンライン環境などのライフラインの整備にかかる経費です。
5.仕入れ費用
品物を仕入れる際にかかる費用です。
初期費用の安さは、業界の参入障壁を下げる意味でも魅力的とはいえ注意が必要です。
長期的な視点からは、初期費用より月々の維持費の負担の方が重く、利益率に直結します。
目先の費用の安さにとらわれず、長く経営できるフランチャイズを選択しましょう。
番外編!費用で特に注意する項目
買取フランチャイズでも、本部ごとに加盟金とロイヤリティに関する設定はさまざまです。
加盟先を検討する場合、両者を比較する際の注意点を解説します。
加盟金
加盟金はフランチャイズ加盟時に発生する費用で、解約時も返還されない点で保証金と異なります。
金額は本部や店舗の規模によってばらつきがあり、一般的なのは100~300万円程度ですが、中には無料に設定している本部もあります。
注意点は、本部側は加盟希望者を増やすために加盟金を安価に設定し、初期費用を安く見せかけている場合があることです。
加盟金が安価な場合、他の費用が高く設定され、結果的に初期費用が高額になるパターンもあります。
加盟金はあくまで初期費用の一部でしかないので、費用の総額から検討しましょう。
ロイヤリティ
ロイヤリティは毎月一定額を支払う「固定型」か、売上額に対しての割合で支払う「変動型」の2種類があります。
固定型は売上が多いほど利益率が上昇しますが、少ない場合は赤字のリスクがあり、月々10~30万円程度が平均的です。
変動型は売上が多ければ支払額が上がりますが、少ない場合は負担が小さく、売上額の5~10%の設定が一般的です。
買取フランチャイズの多くは固定型を採用しており、毎月の支出が計算しやすく、店舗の努力次第で利益率は向上します。
注意点としては、本部への支払いがロイヤリティのみで完結しているとは限らないことです。
ロイヤリティだけでなく、提供するサポートの内容に応じて別途費用を請求する本部があることは覚えておきましょう。
比較するときに確認したい3つのポイント
上記以外にも、フランチャイズを比較する際に確認したいポイントがあります。
差別化ができているか
買取業界は成長中で、未経験でもフランチャイズの支援で参入しやすく、近隣に競合店が進出するリスクは十分に考えられます。
商圏内に競合店が進出する可能性を想定すると、加盟先は同業他社との差別化ができている本部が望ましいです。
特に、取扱品目の幅広さ・本部のネームバリュー・月々の維持費など、店舗側の利益に直結する要素は優先的に比較しましょう。
開業資金の総額
多くのフランチャイズ本部は初期費用の概算を公開していますが、実際の開業費用の全額とは限りません。
フランチャイズによっては、公開するモデルに店舗関連費や仕入れ値が含まれていない場合があるので注意しましょう。
サポート内容
フランチャイズで開業するオーナーは程度の差はあれ、本部からのサポートを必要としています。
経営の自由度が高いといえば聞こえはいいものの、初心者にとって開業以降のサポートが期待できない本部への加盟は不安です。
特に、加盟店が早期から経営を安定させるために、集客・販路・査定に関するサポートの手厚さは重視してください。
買取フランチャイズの選び方でよくある質問
買取フランチャイズの加盟先を選択する際、よく寄せられる質問と回答を紹介します。
何を基準に選べばいいの?
初期費用や月々の維持費の安さも重要ですが、黒字計上を続けなければ事業は継続できません。
極端な話、支出が多くても高い収益を出せる経営をすれば問題ないわけです。
公開されている収益モデルを比較して、実現性の高そうな本部や初期投資の回収が早い本部がおすすめです。
正直おすすめのフランチャイズ本部は?
紹介してきた要素を加味すると、おすすめできる買取フランチャイズは「買取大吉」です。
大吉はフランチャイズの中でも、加盟店側が早期に自立することを重視したサポートを行っています。
SVが開業から7日間に店舗に常駐し、初月中も週3回業務支援に訪れるので、初心者でも安心して経営できます。
加えて、開業直前に本部の負担でディスプレイ広告など大規模な宣伝を行い、近隣住民へ認知の向上を図ります。
ネームバリューもあり、初期集客が非常に容易なので、早期から黒字経営を狙いやすいです。
良し悪しの見分け方は?
オーナー側が本部に何を求めるかによって、フランチャイズの良し悪しの基準は異なります。
理想的な加盟先を選ぶために、働き方や収入額など希望する要素を検討して、自分の評価基準を明確にしてください。
良し悪しの尺度がはっきりしたら、資料請求をしたり事前説明会に参加したりして、希望する要素が実現できるか検討しましょう。
特におすすめする買取フランチャイズ4選
業界未経験者が買取業で成功するためには、フランチャイズへの加盟がおすすめです。
今回は代表的なフランチャイズ業者の買取大吉・WAKABA・大黒屋・K-ブランドオフの4つの事業者を比較・紹介します。
買取大吉
引用:買取大吉HP
買取大吉は2010年に設立され、現在までに約700店舗を出店しています。(※1)
買取大吉は買取専門なので、仕入れた商品は本部や提携業者に売却でき、換金が容易なうえに業務が簡略化できます。
加えて在庫リスクが小さいので、商品管理にかかるスペースや人件費を削減でき、省コストでの運営を可能にしています。
全国各地への出店から得られた豊富なノウハウで、利益の出やすい出店候補地の提案を受けられるのも強みです。
公開する収益モデルは最短で3か月、平均で6~10か月で初期投資の回収を想定しており、他社と比較しても早いのが魅力的です。
上記のサポートが加盟店に評価され、店舗継続率は97.3%、継続しなかった店舗も含め赤字なしの実績です。(※2)
(※1)2023年10月執筆時点
(※2)2022年10月~2023年9月のデータです。
WAKABA
引用:WAKABA HP
WAKABAは2016年に業界に参入した新しいフランチャイズで、200店舗ほど展開しています。(※)
小空間での経営ノウハウが豊富で、接客スペースのみなら最小1.5坪から出店でき、他業種の空きスペースを利用した兼業も可能です。
買取専門なので、経営の省コスト化に特化したフランチャイズといえます。
ロイヤリティは月々27万5,000円(税込)とやや高額ですが、他に本部への支払いが発生しないので、安心してサポートを受けられます。
(※)2023年10月執筆時点
大黒屋
引用:大黒屋HP
大黒屋は開業40年を超える買取業界の老舗です。
店頭販売・自社ECサイト・本部・提携業者以外にも自由な販路開拓が行えるので、利益率の高い選択ができます。
関東全域と、近畿地方の一部では加盟金・物件取得費・工事費が無料の「トリプルゼロプラン」により開業費用が安価です。
研修期間が1か月以上と長いため、買取業界のことをじっくり学べ、自信を持って開業できます。
K-ブランドオフ
引用:K-ブランドオフHP
K-ブランドオフは1993年に開業し、現在は株式会社コメ兵ホールディングスの子会社です。
加盟店は店頭販売・ECサイトの他に、本部が主催するオークションを利用でき、換金化が容易で在庫リスクが小さいです。
来店客以外にも、本部が加盟店に出張買取を斡旋してくれるので、買取機会が多く持てるのも魅力的といえます。
月々の維持費がロイヤリティ55,000円(税込)とシステム利用料38,500円(税込)と安価なのもメリットです。
自分に合った買取フランチャイズを選んで開業しよう!
理想的なフランチャイズを選択するには、経営者個人が自分の求める要素を十分に把握することが不可欠です。
一方で「安定した高収益」「手厚いサポート」「業務の簡略化」といった要素は、事業を継続するうえで普遍的なニーズといえます。
買取大吉は上記のニーズを満たすための豊富なノウハウが揃っており、未経験者でも安心して業界に参入できます。
買取業界に興味のある人は、買取大吉のサポートで業界デビューしてみてはいかがでしょうか?