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買取フランチャイズを営む中で、買取品の売り方は非常に重要です。
「販売ルートはあらかじめ用意されてるか？」
「フランチャイズ契約をすると、販売先は限定される？」
「契約後、本部は売却のサポートをしてくれるの？」
今からフランチャイズ経営をはじめる人にとって、販売ルートは気になる部分かと思います。
本記事では、「買取フランチャイズの販売ルート」について説明します。
また、販売関連を含めサポートが手厚い業者の紹介もしているので、併せてご参照ください。
買取フランチャイズの販売ルートの種類
買取フランチャイズの販売ルートは、3種類あります。
フランチャイズ経営では、販売先を用意してくれるメリットがあるものの、詳細は本部によります。
一通り頭に入れ、自分に合うタイプを探しましょう。
本部に買い取ってもらう
本部に販売する形式です。
フランチャイズ特有の恩恵であり、効率性に長けています。
本部買取は、査定も一緒に行ってくれるので、収益化が早いです。
また、本部による査定は、金額保証付きが多い傾向です。
保証があると、査定時に本部が提示した金額で確定されます。
万が一、買取品に問題が発覚しても金額が保証されています。
査定の失敗、赤字を回避できるのは大きなメリットです。
ただし、本部売却には中間マージンなど、手数料が発生する可能性があります。
販売規約はあらかじめ確認しておきましょう。
本部紹介の卸先へ卸す
本部と提携している業者へ販売する形式です。
提携業者と本部が関係を構築済みのため、オーナーが新規開拓する必要がありません。
また、厳しい審査を通った業者ですので、安全性が確保されています。
本部の査定額と比較して販売することにより、より高い利益を狙えるのです。
手数料の有無や、売却可能な商品の種類などは業者によります。
独自の販路を開拓する手間をかけず、安定第一に査定額の比較をしたいオーナーにおすすめです。
自分で見つけて卸す
オーナー自身が開拓した業者へ販売する形式です。
相手と直接販売になるため、マージンは発生しません。
売り方・買い手の需要によって、想定以上の値がつく可能性が強みです。
本部査定で価値が付かない買取品が、他の場所で高額売却されるケースは珍しくありません。
しかし、自分で見つけた卸先への対応は自己責任です。
定期的に卸先とのコミュニケーションも要されます。
販売ルートを広げるほど、オーナーの負担は増えていきます。
また、トラブル発生時に本部は相談にのってくれるものの、直接介入はできません。
実際に動くのはオーナーであることを心に留めておきましょう。
本部ごとに販路が決められているので注意しよう
販路に関する規約は、本部によってさまざまです。
勝手な販売はブランド価値を下げ、契約解除の元になります。
十分に確認して進めていきましょう。
本部にしか卸せない事業者
買取品が本部にしか売れない事業者です。
近年では珍しいタイプといえます。
ただし、規約が厳しい代わりに資産化が早い、買取額が高いなどの利点を設けている可能性があります。
経営に集中でき、即売却できる環境は効率化に長けており、避けるべき本部とは言い切れません。
本部にしか売れない場合は、本部以外に卸して良いのか詳細を確認しましょう。
本部が定めた卸先しか利用できない事業者
本部および、本部の指定する提携業者のみに卸せる事業者です。
提携業者の種類や、得意分野は本部によります。
本部が厳しい審査を通じ提携しているので、信頼性は高いです。
また、クローズド業者や海外卸先など未経験では難しい販路を確保してくれる本部も存在します。
比較して売却したいけれど、失敗をしたくないオーナー向けです。
販売ルートは自由に決められる事業者
本部、提携業者にとらわれず、オーナーの裁量で自由な販売を許可する事業者です。
選択肢が広がる分、技量や責任感が問われます。
やり方によって赤字になるデメリットがある反面、成功すれば多くの利益を得られるメリットがあり、一長一短です。
経験を積んでから行いましょう。
販路開拓する場合は、行動前に本部へ相談することをおすすめします。
買取フランチャイズの販売ルートの見つけ方
買取品を売却するための『販売ルート』の見つけ方は3種類あります。
はじめての人、開業してまもないオーナーは、本部のサポートを受けましょう。
卸先を自分の足で回る
オーナー自身が、新たな販売ルートを見つけるタイプです。
本部もしくは提携業者に無い、強みのある卸先へ販売できれば、大きな売上が期待できます。
しかし、候補先を見つけるには調査などの時間が要されます。
さらには、取引契約までの交渉、定期的な交流を求められたりと手間も多いです。
また、相手が悪質な業者でないかの見極めも求められます。
探し方や交渉方法は、本部に助言をもらってからの実行を推奨します。
ネットで検索して見つける
インターネットでは、新たな販売業者を見つけられるだけでなく、サービスを通じて販売を行えます。
例として楽天市場などのECサイト、フリマ・オークションサイトが挙げられます。
販売用サイトは登録し過ぎず、管理できる分だけにしましょう。
利用にかかる手数料も気をつける点です。
また、SNSや動画サイトの運用も余力があれば行いましょう。
運用を通じ、新たな販路開拓のきっかけになるからです。
視野を広げ、相性の良い卸先を探し続けることが成功の秘訣です。
本部のサポートを受ける
販売ルートの探し方は、本部へ積極的に頼りましょう。
現実的なアドバイスをしてくれるSVは、心強い存在です。
今から契約する人は『販売ルート』に対するサポート内容を確認しましょう。
知識を得た上で、販売ルートを探せる状態は経営者として非常に有利だからです。
本部・提携業者を利用した方が良い場合、根拠を含めて話してくれる本部が理想です。
買取フランチャイズに関するよくある質問
買取フランチャイズにおける『販売ルート』で、疑問になりやすい点をまとめました。
解決法も一緒に書いておりますので、参考にしてください。
販売ルートは決まっていますか？
フランチャイズ契約をした場合、本部が販売ルートを用意してくれます。
オーナーが卸先を見つける必要はありません。
提携業者は、本部の方針に基づいて採用されています。
中には海外業者との提携もあるので、個人で開業しているオーナーより販路先は有利といえます。
問題発生時には本部のスタッフが間に入ってくれるので、売却トラブルにあう可能性は低いです。
本部で売却する場合、現金化までが早く、健全なキャッシュフローが期待できます。
さらに、本部によってはオーナーによる販路開拓を許可しており、アドバイスをしてくれます。
契約前に確認しておきましょう。
販売ルートは自分で見つけてきても良いですか？
本部が規制していない限りは、自分で探しても問題ありません。
契約・販売方法に関する規約を抑えた上で、行動しましょう。
トラブル時の対応はオーナーに委ねられます。
また、本部や提携業者より高く売れるとは限らないと覚えておきましょう。
販売ルートに対してサポートはありますか？
本部および提携業者への売却については、手厚いサポートがそろっています。
査定・売却を本部で一括して行うと、金額保証が付いているところが多いです。
仮に提携業者と問題が起こっても、本部が間に入ってくれます。
オーナーが独自に探した販売ルートについては、アドバイスを求めることは可能です。
しかし、直接のやり取りやトラブル対応はオーナーが前面に出る必要があります。
売却して、マイナスが出ても保証されません。
本部の助言を聞いた上で、販売ルートを広げるか否かを決めましょう。
研修が充実している買取フランチャイズ事業者4選
販路開拓への柔軟性が高い買取フランチャイズ事業者を紹介します。
本部が厳選した提携業者も用意されています。
また、オーナーの希望に沿ったサポートも必見です。
事前研修も整っており、販売に関する理解も深められます。
買取大吉
引用:買取大吉ＨＰ
『新規開拓の面倒が無い』『簡単売却』の環境がそろっています。
本部と、本部が厳選した提携業者から選んで売却ができます。
オーナーによる販路開拓の規制もありません。
また、買取大吉では、定期的に本部による『商品の相場伝達』が行われます。
最新の情報と適正価格を把握した状態で、交渉・売却ができるのが強みです。
ちなみに、本部の売却範囲は広く、値が付く物は全て買い取ってくれます。
在庫を持ち続けるリスクを抑えたいオーナーには、心強い存在です。
さらに、販売を通じ問題が生じた際は経験豊富なSVがフォローしてくれる制度があるのも魅力です。
WAKABA
引用：WAKABA HP
本部、提携業者への販売が可能です。
他の販路については、確認が必要です。
独自の販路を開拓して本部へ販路先の良し悪しを確認した時は、プロ目線によるアドバイスをしてくれます。
提携業者数を積極的に増やしており、海外への販路を構築している強みがあります。
国内外問わず、販売範囲を広げたいオーナー向けです。
大黒屋
引用：大黒屋HP
販売先への規制はなく、自由な販路開拓が行えます。
提携業者の種類は幅広く、慣れないうちからでも比較・売却ができます。
また、本部も売却には積極的で、保証付き査定が魅力です。
安定した売上が期待できます。
K-ブランドオフ
引用：K-ブランドオフHP
本部主催のブランドオークション、ECサイト経由で販売が行える独自のサポートが魅力です。
販売の場を本部が積極的に紹介してくれるため、買取りに専念できます。
また、最新の流通相場を把握できるシステムも提供され、売却時の不安を排除してくれます。
他販路については確認が必要です。
希望の販売ルートが使える事業者で始めよう
販売ルートに関する決め事は、本部によって違います。
「希望の販売方法は何か？」を考えて本部を選びましょう。
迷っている場合は、担当者に相談するのも手です。
- 安定性重視・手間をかけたくない→本部のみ
- 比較はしたいが、安全な業者のみと行いたい→本部・提携業者
- 手間を惜しまず、最大利益を出したい→本部・提携業者・自分で見つけた業者
販売ルートは、複数持つことでリスク回避が狙えます。
少なくとも『本部、提携業者』で販売できる本部と契約し、比較して売却するのがおすすめです。
また、独自の販売ルートはメリット・デメリットどちらも存在します。
独自の販路を視野に入れている人は、まずは本部での売却を中心にし、慣れてきてから自分で探していきましょう。
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